Pfizer RSVpreFワクチンの高齢者への有効性・安全性を示す:RENOIR
Efficacy and Safety of a Bivalent RSV Prefusion F Vaccine in Older Adults

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
April 2023
388
開始ページ
1465

背景

NEJMは、Pfizerの2価RSVpreFワクチンに関する2論文を併載している。
同社のアメリカGurtmanら(RENOIR)のものは、60 歳以上成人34,284名を対象としたプラセボ対照第3相試験で、一次エンドポイントは、2徴候・症状を2以上伴う季節性RSV関連下気道疾患に対するワクチンの有効性(I)と、徴候・症状を3以上伴う季節性RSV関連下気道疾患に対するワクチンの有効性(II)である。

結論

RSVpreFワクチンの一次エンドポイント効果を認めた。一次エンドポイント Iにおける有効率は66.7%、IIにおける有効率は85.7%であった。明らかな安全性懸念を認めなかった。

評価

同ワクチンは、妊婦用使用がすでにFDAの優先審査を受けている。高齢者への使用も含め、年内承認が見込まれる。重要な医療課題に対するブレークスルーとなる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell