産後IUD装着に「早期」オプション
Early vs Interval Postpartum Intrauterine Device Placement: A Randomized Clinical Trial

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
March 2023
329
開始ページ
910

背景

子宮内避妊具(IUD)の産後早期(産後2〜4週)装着は、後期(産後6〜8週)装着に劣るか。
アメリカUniversity of CaliforniaのAverbachらは、産後女性404名を対象に、これを検証する非劣性RCTを行った(産後6ヵ月間フォローアップ)。一次アウトカムは、産後6ヵ月までの完全排出率である。

結論

産後早期IUD装着の後期装着に対する一次アウトカム非劣性を認めた(2% vs. 0%)。不完全排出率でも非劣性であった。

評価

産後2〜4週間の産褥期は、訪医が必須であるため処置に便利である。装着タイミングのオプションを広げることを可能にする有益な結果である。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies