白斑にルキソリチニブクリームが有効:TRuE-V1・TRuE-V2
Two Phase 3, Randomized, Controlled Trials of Ruxolitinib Cream for Vitiligo
背景
JAK1・JAK2阻害薬ルキソリチニブは、インターフェロン-γ産生抑制作用により、自己免疫疾患治療の可能性がある。
アメリカTufts Medical CenterのRosmarinら(TRuE-V1 ・TRuE-V2)は、12歳以上で色素脱失が体表面積10%以下の非分節型白斑患者674名を対象として、同薬の効果・安全性を検証する第3相RCTを行った(対照:基剤 24週)。一次エンドポイントは、24週時点での顔面の白斑面積スコア指標(F-VASI)のベースラインから75%以上減である。
結論
ルキソリチニブの一次エンドポイント効果を認めた(RR 2試験で4.0および2.7)。実薬群の~6%で塗布部位のざ瘡・掻痒が発生した。
評価
同薬はアトピー性皮膚炎に続き白斑でもFDA承認された。クリーム剤であることは大きなメリットである。