医師への警告メールで不要な筋骨格画像検査を減らす

Effect of an Individualized Audit and Feedback Intervention on Rates of Musculoskeletal Diagnostic Imaging Requests by Australian General Practitioners: A Randomized Clinical Trial

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背景

筋骨格システム医療での画像検査の濫用を防ぐには。
オーストラリアMonash UniversityのO’Connorらは、3,819名のGPを対象として、11種の画像検査（頚椎・腰椎・肩・股関節・膝・足首等）に関するAudit & Feedback（監査とフィードバック）介入の有効性を検証するRCTを行った。GPを、4介入群（フィードバック1回/フィードバック2回・標準視覚ディスプレイ/強化版視覚ディスプレイ）と無介入群に割り付けた。一次アウトカムは、12ヵ月間での11種画像検査の依頼率（/患者1,000名）である。

結論

Audit & Feedback介入の有効性を認めた（調整平均 30.4 vs. 27.7、調整平均差−2.66）。

評価

濫診濫療を防ぐためのAudit & Feedback介入試験は近年多く、抗菌薬の過剰処方に有用との報告がある（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30788839/）。ここでの介入法は、強化ディスプレイ付きで「貴殿は検査依頼が多い」という警告メールを送り付ける手法である。