Emojiベースの痛みVASは汎用化できる?
Comparison of an Emoji-Based Visual Analog Scale With a Numeric Rating Scale for Pain Assessment

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
July 2022
328
開始ページ
208

背景

痛みのスケールとして、顔の表情で痛みの強さを段階的に示すWong-Baker faces scaleが汎用されるが、オープンソースでなくデジタル使用に適していない。
アメリカHarvard Medical SchoolのHeらは、スマートフォンなどに使われている絵文字を用いた痛み尺度(Emoji-based VAS)を従来の数値評価尺度(NRS)と比較するRCTを行った(n=109)。

結論

数値スケールとEmojiスケールの間に群間差はなかった。

評価

JAMAに「レター」として掲載された研究で、EmojiスケールのNRSスケールへの「非劣性」を示したものとみなされる。Wong-Bakerを置き換えるためには、さらなる検証が必要である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies