COVID-19に植物由来ウイルス様粒子ワクチン登場
Efficacy and Safety of a Recombinant Plant-Based Adjuvanted Covid-19 Vaccine

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
June 2022
386
開始ページ
2084

背景

COVID-19パンデミックではmRNAワクチンが大ブレークしたが、植物由来コロナウイルスSタンパク様粒子(CoVLP)も興味深い新プラットフォームである。
カナダMedicagoのWardら(CoVLP)は、同ワクチン(アジュバントとしてAS03を使用)の効果・安全性を検証する第3相試験を行った(対照:プラセボ;n=24,141)。接種は2回、一次オブジェクティブは、2回目注射後7日目以降に出現する有症状COVID-19予防におけるCoVLP+AS03ワクチンの有効性の検証である。

結論

対象ウイルスはすべて原株バリアントであった。ワクチン有効率は69.5%、中等〜重症化予防有効率は78.8%であった。ベースライン時血清陰性であった参加者における有症状のCOVID-19予防の有効率は74.0%であった。ワクチン群では重症例は発生しなかった。有害事象は軽〜中等度で一過性であったが、頻度はワクチン群が高かった。

評価

インフルエンザで開発されてきたプラットフォーム(https://www.nature.com/articles/s41541-017-0043-3)のCOVID-19への応用で、アジュバントに工夫があったようである。mRNAワクチンを置換する可能性はないが、製造・保存はやや容易ともみられ、ブースターの有力候補となった。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell