SLEへの新規セレブロンモジュレータiberdomide、第2相をクリア
Phase 2 Trial of Iberdomide in Systemic Lupus Erythematosus
背景
Iberdomideは、転写因子イカロス・アイオロスの分解に作動する新規セレブロンモジュレータである。Oklahoma Medical Research FoundationのMerrillらは、同薬の全身性エリテマトーデス(SLE)に対する効果・安全性を検証する第2相RCTを行った(n=288)。標準治療薬に同薬3用量とプラセボを24週追加投与した。一次エンドポイントは、24週におけるSLE 反応指標(SRI-4)である。
結論
実薬最高用量で一次エンドポイント効果を認めた(プラセボ群との調整後差19.4パーセントポイント)。有害事象として尿路感染症・上気道感染症・好中球減少等があった。
評価
興味深い新規セレブロンE3 ligase modulator(CELMoD)であり、多発性骨髄腫でのP1b/2a有望結果も報告されている(https://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.2019.37.15_suppl.8006)。SLEでの第3相結果が注目される。