高リスク外来COVID-19患者にブデソニド吸入を
Inhaled budesonide for COVID-19 in people at high risk of complications in the community in the UK (PRINCIPLE): a randomised, controlled, open-label, adaptive platform trial
背景
軽症COVID-19患者への吸入ブデソニドが緊急受診を減らすことが示されたが、高リスク患者への有効性は。英University of OxfordのYuら(PRINCIPLE)は、65歳以上または50歳以上で併存症があり、COVID-19疑い(suspected COVID19)で最大14日間体調が悪い非入院患者への通常ケアへの、吸入ブデソニド追加効果を検証するRCTを行った(対照:通常ケアおよび通常ケアへの他の介入:n=4,700)。一次アウトカムは、28日以内のCOVID-19に関連する回復・入院・死亡までの時間である。
結論
自己申告による最初の回復までの期間で、ブデソニドの通常ケアへの優位を認めた(HR:1.21;優越確率>0.9)。入院・死亡に関してはブデソニドに優位はあったが、優越確率は事前規定閾値0.975を下回った。ブデソニド群で2名、通常ケア群で4名に重篤有害事象(COVID-19とは無関係の入院)が発生した。
評価
この主題に関する最初の本格的RCTである。著者らは、高リスク患者の外来治療での有益性のエビデンスが得られた、としている。なお、UKNHSでは外来患者はPCR結果を待たず、「疑COVID-19」として治療が導入される。


