デキサメタゾンがCOVID-19重症患者への標準薬に
Dexamethasone in Hospitalized Patients with Covid-19 - Preliminary Report
背景
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療に膨大な種類の既存薬が試みられているが、死亡率低減効果が明示されたものは未だない。英University of Oxfordを中心とするRECOVERYグループのHorbyらは、同患者6,425名を対象として行われたデキサメタゾン有効性検証RCTの結果を報告している(対照:通用治療)。一次アウトカムは28日死亡率である。
結論
デキサメタゾンの一次アウトカム効果を認めた(年齢調整率比0.83)。この効果は特に、侵襲的人工呼吸管理を受けていた患者で大きかった(率比0.64)。無作為化時に呼吸補助を受けていない患者では効果はなかった。
評価
「挿管患者の死亡率を35%下げた」と大ニュースとなった結果の公式発表である。レムデシビルの軽症患者の「入院を早めた」という結果と比較し、重症ARDS患者で有効だったという結果は印象的である。RCT前から広く使われていた通常薬であり、すでに世界の第一線での標準薬となっている。COVID-19の最近の死亡率漸減と関連するかもしれない。


