妊婦のアセトアミノフェン使用と児のADHD・ASD発症の関連は確実?
Association of Cord Plasma Biomarkers of In Utero Acetaminophen Exposure With Risk of Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder and Autism Spectrum Disorder in Childhood
背景
妊婦のアセトアミノフェン使用が児のADHD・ASD発症リスクとなる、という仮説がある。Johns Hopkins UniversityのJiらは、ボストン医療センター996出生での母子を対象として、3種のアセトアミノフェン代謝産物の臍帯血濃度と児の精神発達アウトカムとの関連を検討する前向コホート研究を行った。
結論
在胎中のアセトアミノフェン曝露と児のADHD・ASD発症リスクには強い関連が見られた(オッズ比 ADHD:2.3〜3.5、ASD:1.6〜4.1)。
評価
同様のUK研究結果が2016年に同誌で発表されており(https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2543281)、この研究によりサポートされた。FDAは、妊娠中の痛み止めは熟考の上使用するよう強く推奨している。