アフリカ・アジアの小児重症肺炎は60%がウイルス性、最多はRSV:PERCH研究
Causes of severe pneumonia requiring hospital admission in children without HIV infection from Africa and Asia: the PERCH multi-country case-control study
背景
PERCH研究は、小児肺炎の病因を解析する国際ケースコントロール研究である。 Johns Hopkins Bloomberg School of Public HealthのO'Brienらは、アフリカ・アジア7ヶ国における重症肺炎の小児患者4,232名(対照:5,119名)を対象とした解析結果を発表している。
結論
ウイルス性が61.4%、細菌性が27.3%、結核性が5.9%を占めており、RSウイルスが最も多かった(31.1%)。10種の病原体が各地域の79%以上の肺炎病因を占めていたが、地域差・年齢差・重症度に差が認められた。極めて重度の肺炎は細菌性に多くみられた(33.7%)。
評価
多種の検体・試験法を用いて小児重症肺炎の病因分布をケース・コントロール解析した初めての報告である。分布差は存在するものの、一定数の病原体が大部分の病因を占めることが判明した。著者らは、HRSVへのへの対抗戦略の重要性を指摘しており、日本でも参考になる(https://journals.plos.org/plosone/article)。


