最大研究で粒子状大気汚染物質の死亡リスクを確認
Ambient Particulate Air Pollution and Daily Mortality in 652 Cities

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
August 2019
381
開始ページ
705

背景

世界の大気汚染に関する最大の国際研究結果が発表された。中国Fudan UniversityのKanらによるもので、30年間の世界24ヶ国・652都市のPM10・PM2.5実測値と1日あたり全死因死亡率・心血管因死亡率・呼吸器系因死亡率との関連を評価したものである。

結論

PM10濃度の2日移動平均の10 μg/m3上昇は、1日全死因死亡率の0.44%上昇、心血管因死亡率の036%上昇、呼吸器系因死亡率の0.47%上昇と関連した。PM2.5濃度の同変化量に伴う1日死亡率の上昇は、各0.68%・0.55%・0.74%であった。これらの関連は、ガス状汚染物質についての調整後も有意であった。関連は年間平均PM濃度が低く、年間平均気温が高い地域ほど強かった。

評価

様々な地域、時点での結果を総統合した研究とみなされる。著者らは、「安全閾値」はないとしている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell