最大研究で粒子状大気汚染物質の死亡リスクを確認
Ambient Particulate Air Pollution and Daily Mortality in 652 Cities
背景
世界の大気汚染に関する最大の国際研究結果が発表された。中国Fudan UniversityのKanらによるもので、30年間の世界24ヶ国・652都市のPM10・PM2.5実測値と1日あたり全死因死亡率・心血管因死亡率・呼吸器系因死亡率との関連を評価したものである。
結論
PM10濃度の2日移動平均の10 μg/m3上昇は、1日全死因死亡率の0.44%上昇、心血管因死亡率の036%上昇、呼吸器系因死亡率の0.47%上昇と関連した。PM2.5濃度の同変化量に伴う1日死亡率の上昇は、各0.68%・0.55%・0.74%であった。これらの関連は、ガス状汚染物質についての調整後も有意であった。関連は年間平均PM濃度が低く、年間平均気温が高い地域ほど強かった。
評価
様々な地域、時点での結果を総統合した研究とみなされる。著者らは、「安全閾値」はないとしている。