カンナビノイドを使う妊婦は早産リスクが1.4倍
Association Between Self-reported Prenatal Cannabis Use and Maternal, Perinatal, and Neonatal Outcomes
背景
JAMAは妊娠期のカンナビノイド使用の母体・胎児への影響に関する2論文を併載している。カナダOttawa Hospital Research InstituteのCorsiらは、661,617名の妊婦を対象として、自己報告によるカンナビノイド使用の影響を解析する後向コホート研究を行った(カンナビノイド使用者5,639名、非使用者92,873名)。一次アウトカムは妊娠37週未満の早産である。
結論
マッチングコホートにてカンナビノイド使用は早産の有意な絶対リスク増(2.98%)・相対リスク増(RR:1.41)と関連した。妊婦のカンナビノイド使用は、低出生体重(RR:1.72)・常位胎盤早期剥離(RR:1.72)・ICU管理(RR:1.40)・Apgarスコア5分値≦4(RR:1.28)と有意に関連した。
評価
カンナビノイドの胎児毒性を示唆する重要な結果である。妊娠糖尿病など妊娠合併症リスク減少の報告があるが、母体側の影響には多因子解析が求められ、使用量・頻度別解析も必要である。アメリカからの併載Letterは使用の拡がり・頻度の調査であり、最近の倍増(過去1ヶ月使用率7%)を報告している(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2736582)。


