気道閉塞診断のFEV1:FVC比閾値は0.70で決まり
Discriminative Accuracy of FEV1:FVC Thresholds for COPD-Related Hospitalization and Mortality
背景
近年のガイドラインの多くは、COPD診断にFEV1:FVC <0.70を示しているが、専門家意見である。University of AlabamaのBhattらは、大規模・多国籍サンプルに基づき、同比0.75から0.65未満、またはGlobal Lung Initiative reference equations(LLN)規定正常下限値以下を気道閉塞とする適切性を検討した(n=24,207)。一次アウトカムは、COPD関連入院・死亡である。
結論
気道閉塞閾値をFEV1:FVC <0.70とした場合、他の閾値およびLNNで定義した場合と比較してCOPD関連入院期間と死亡率の判別に有意差は見られず(0.71のc-統計量:0.696)、精度にも優劣は見られなかった。喫煙者サブグループでの識別能も0.70が最適だった。
評価
大規模データからのエビデンスにより、専門家合意を裏付けた。COPDの診断は単純化・標準化された。


