ネットアプリの個人情報は保護されていない
Data sharing practices of medicines related apps and the mobile ecosystem: traffic, content, and network analysis
背景
ヘルスアプリがプライバシーを侵害していることが認知されてきている。カナダUniversity of TorontoのGrundyらは、アプリストアの検索で上位に位置するヘルスアプリ24を抽出し、個人情報データの共有・送受信を分析した。
結論
ユーザーデータの共有は日常的に、また秘匿的に行われていた。19のアプリ(79%)がユーザーデータを共有しており、開発者・親会社・third partyを含む55のエンティティが情報を受信していた。ネットワーク分析では、third partyは216のfourth partyとデータを共有する能力を宣伝しており、ユーザデータへの外部者のアクセス回数の中央値は3であった。
評価
このような個人情報ビジネスのネットワークの中心に位置していたのはAlphabet・Facebook・Oracleであった、という。BMJ Editorialは、個人ヘルスデータの利用規制の必要性を主張している。