抗エボラウイルス抗体薬mAb114第I相を通過
Safety, tolerability, pharmacokinetics, and immunogenicity of the therapeutic monoclonal antibody mAb114 targeting Ebola virus glycoprotein (VRC 608): an open-label phase 1 study
背景
コンゴ民主共和国で2018年に勃発し未だ終息を見ないエボラウイルス(EBOV)病では、様々なワクチン・抗ウイルス薬が試みられている。NIHのGaudinskiら(VRC608)は、19名の確診患者を対象として、Zaire EBOV受容体結合領域標的化モノクローナル抗体mAb114の安全性・忍容性・薬物動態・免疫原性を評価する第I相試験を行なった。一次エンドポイントは、安全性・忍容性である。
結論
mAb114の短期忍容性を確認し、半減期24.2日を得た。抗薬物抗体の出現はなかった。全身症状は軽微であり、重篤有害事象はなかった。
評価
内戦地域であるためワクチンは貯蔵・輸送の問題が大きく、同薬には凍結乾燥して輸送できる、という大きな利点がある。既にII/III相が行われているが、他の治療モードも第I相検証されている。


