腹圧性尿失禁に対する中部尿道スリング手術のアウトカム:最大調査
Long-term Rate of Mesh Sling Removal Following Midurethral Mesh Sling Insertion Among Women With Stress Urinary Incontinence
背景
腹圧性尿失禁(SUI)に対し中部尿道メッシュスリング留置手術(MUS)が行われることが多くなったが、スリング除去の頻度は。英London School of Hygiene & Tropical MedicineのGurol-Urganciらは、初回MUSを行なった18歳以上のSUI女性患者95,057名を対象とする人口集団ベース後向コホート研究を行なった。一次アウトカムは、部分的・全体的メッシュスリング除去のリスクである。
結論
フォローアップ中央値5.5年で、スリング除去率は5年で1.4%、9年で3.3%と算定され、9年での除去リスクは経閉鎖孔式の方が恥骨後式よりも低かった(HR:0.72)。SUIの再手術率は5年で1.3%、9年で4.5%、またメッシュ除去を含むその他の手術率は1年で2.6%、5年で5.5%、9年で6.9%だった。
評価
この手法はセカンドラインとしてはガイドライン推奨されるものとなっており、長期結果が重要となった。初めての大規模研究であり、患者に説明できるデータとなった。アジア系女性の再手術率は欧州系よりも低かった、という(9年で5.4% vs. 7.0%)。