特発性肺線維症ニンテダニブ治療へのシデナフィル併用は無益
Nintedanib plus Sildenafil in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis
背景
重度特発性肺線維症(IPF)患者にニンテダニブによる治療が承認されているが、決め手となっていない。University of WashingtonのRaghuら(INSTAGE)は、重度ガス交換障害のあるIPF患者(DlCO≦35%)を対象として、ニンテダニブへのシルデナフィルの併用効果を検証するRCTをおこなった(対照:placebo、n=274)。一次アウトカムは、12週時点でのSGRQ総スコアのベースラインからの変化である。
結論
ニンテダニブへのシルデナフィル併用に一次アウトカム有効性を認めなかった。安全性に問題はなかった。
評価
シルデナフィルは単独でIPFに試みられたことがあるが、著効を示さなかった(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1002110)。作用機序の異なるニンテダニブとの併用は考えられる戦略だったが、失敗した。


