カンナビノイドでてんかんを治療
Effect of Cannabidiol on Drop Seizures in the Lennox-Gastaut Syndrome
背景
カンナビノイドの医療利用の検討が進んでいる。New York UniversityのDevinskyらは、Lennox-Gastaut syndrome(LGS)患者のてんかん発作に対する、服薬中薬へのカンナビジオール(CBD)追加の効果を検証するDBRCTを行った(対照:placebo、n=225)。一次アウトカムは、転倒発作頻度のベースラインからの変化である。
結論
CBDの一次アウトカム効果を認めた(41.9%[20mg/D]、37.2%[10mg/D] vs. 17.2%)。主な有害事象は傾眠・食欲低下・下痢で、CBD 20mg/D群で多かった。
評価
同薬は乳児Dravet症候群のてんかんへの効果も示されており、FDAは間もなく承認するものとみられる。ただし、単剤効果は明らかでなく作用機構も不詳である。