鍼治療はIVF出生を助けない
Effect of Acupuncture vs Sham Acupuncture on Live Births Among Women Undergoing In Vitro Fertilization: A Randomized Clinical Trial

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
May 2018
319
開始ページ
1990

背景

体外受精(IVF)を試みる欧米女性の間で鍼治療が流行しているが、エビデンスはあるのか。オーストラリアWestern Sydney UniversityのSmithらは、848名のIVF施行女性を対象とするシャム対照RCTを行った。一次アウトカムは、20週以後または400g以上の生児出生である。

結論

一次アウトカム発生は鍼治療女性の18.3%、シャム手技対照女性で17.8%であり、有意差はなかった。

評価

鍼治療に関する研究は多数行われているが、JAMAは、シャム手技を対照にとった大規模RCTだけがエビデンスとして認める、というスタンダードを採ったとみられる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell