外科医不足のアフリカで感染後水頭症児に内視鏡アプローチ
Endoscopic Treatment versus Shunting for Infant Hydrocephalus in Uganda
背景
サブサハラアフリカには 感染後水頭症児が多いが、外科医不足でシャント交換できないなど問題が多い。カナダUnivesity of TorontoのAbhayaらは、患児100名を対象として、内視鏡的第三脳室底開窓術・脈絡叢焼灼併用(ETV-CPC)の有益性を検証するRCTを行った(対照:脳室腹腔シャント術)。一次エンドポイントは、12ヶ月後のBayley乳幼児発達検査第3版(BSID-3)認知スコアである。
結論
一次エンドポイントで両群間に優劣はなかった。二次エンドポイントでも有意差はなかった。
評価
代替アプローチの有効性が示されたが、単独施設での1年結果であり、標準法を置換しうるとするものではない。