布マスクは運動能を低下させる
Effects of wearing a cloth face mask on performance, physiological and perceptual responses during a graded treadmill running exercise test

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
British Journal of Sports Medicine
年月
April 2021
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開始ページ
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背景

COVID-19パンデミック下で、布マスクを装着して運動する人々が見られるようになったが、パフォーマンスや生理反応への影響は。Baylor Scott and White HealthのDriverらは、18〜29歳の健康成人31名を対象としてこれを検討するRCTを行った。参加者は布マスク装着の有無条件下で2度トレッドミル最大心肺運動負荷試験(CPETs)を行い、運動歴データ・血圧・心拍数・酸素飽和度・主観的呼吸状態を実定した。

結論

布マスク装着は、有意な運動時間の短縮 (-01:39分/秒)、最大酸素摂取量(VO2max; -818mL/分)・毎分換気量(-45.2L/分)・最大心拍数(-8.4bpm)の低下、また呼吸困難の増加(1.7)と関連した。

評価

多くの人々から興味のもたれている主題で、「あまり影響はない」とした実測データも出されているが(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/sms.13832)、この研究は「かなりの影響がある」とした。VCO2からみた換気能にはあまり影響がなかった、という。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy