肺炎・インフルエンザでの緊急入院患者も退院前はリハビリを

Variation in Acute Care Rehabilitation and 30-Day Hospital Readmission or Mortality in Adult Patients With Pneumonia

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背景

救急病棟入院中の理学療法・作業療法の効果は、主に短期的機能・自立性等で評価されてきた。University of PittsburghのFreburgerらは、2016〜2018年に肺炎・インフルエンザ関連症状で入院後退院した成人患者30,746名のデータに基づき、入院中の理学療法・作業療法の30日以内再入院・死亡への効果を検討するコホート研究を行なった。

結論

理学・作業療法無しと比較して、それら受療回数により30日再入院・死亡リスクは低下した（1〜3回：OR:0.98、4〜6回：OR:0.89、6回以上：OR:0.86）。効果は、歩行機能低下患者や退院後地域帰還患者で著しかった。

評価

インフルエンザ・肺炎で緊急入院した中高齢患者に対する入院中リハビリの、中期ハードアウトカム効果を示した初めての研究とみられる。