自転車通勤は健康に良いが怪我リスクは45%増
Association of injury related hospital admissions with commuting by bicycle in the UK: prospective population based study
背景
自転車通勤は身体活動量を増やすが、怪我リスクも増すかもしれない。英University of GlasgowのWelshらは、同国22地域での通勤者230,390名を対象として、これを検討する前向人口ベース研究を行なった。
結論
入院を要する初回怪我発生は自転車通勤者の7.0%で、非活動的通勤者て4.3%発生した。諸変数調整後、自転車通勤は非活動通勤と比べて怪我発生リスクが高かった(HR:1.45)。同様のリスク増は徒歩との併用通勤者でも見られたが、徒歩通勤のみではリスク増はなかった。しかし、非活動通勤者と比べ自転車通勤者は心血管疾患・癌・死亡リスクが低かった。
評価
自転車通勤はフィットネスレベルを改善する(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30878970)。著者らは、自転車走行の安全性を確保する道路インフラの整備を提唱している。


