太極拳の脳機能への影響をfMRIで検討
Brain Functional Specialization is Enhanced among Tai Chi Chuan Practitioners
背景
長期にわたる太極拳(TCC)の脳機能への効果は。中国Chinese Academy of SciencesのWeiらは、TCC熟練者22名と年齢・性別・教育等の調整を行なったマッチコントロール18名を対象として、fMRIと認知能力検査などを行い、長期間のTCC参加が脳機能に与える影響を検討する横断研究を多なった。
結論
TCC熟練者では中前頭回においてvoxel-mirrored homotopic connectivity(VMHC)の低下がみられ、練習が長いほど楔前部・中心前回でのVMHCも低下した。また認知機能パフォーマンスもTCC熟練者の方が高かった。
評価
著者グループには先行研究があり(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4029006/)、これは異なる手法を用いたフォローアップである。太極拳が脳機能に良いという報告が多いが、本研究もサンプル数が少ない。