乾癬性関節炎にbimekizumabは有望
Bimekizumab in patients with active psoriatic arthritis: results from a 48-week, randomised, double-blind, placebo-controlled, dose-ranging phase 2b trial
背景
Bimekizumabは、IL-17A・IL-17F抗体薬である。University of RochesterのRitchlinら(BE ACTIVE)は、成人発症活動性乾癬性関節炎患者206名を対象としてその安全性・有効性を検証する第2b相試験を行った。患者をプラセボ群と試験薬変用量群に割り付け、有効用量を探索した。1次エンドポイントは、12週でACR response評価スコアの最低50%改善(ACR50)を示した患者割合である。
結論
Bimekizumab 16mg群(OR:4.2)、bimekizumab 320mg負荷投与後160mg投与群(OR:9.7)等で一次エンドポイント有効性を認めた。有害事象発生はプラセボ群で57%、bimekizumab投与群での41%であったが、重症有害事象が9名で発生、その8名がbimekizumab投与群だった。死亡・炎症性腸疾患の発生報告はなかった。
評価
有望な新薬の有効性を確認したが、この時点で承認されるかどうかは不明である。