認知症患者への自宅PTは1回からでも有効?
The Impact of Home Health Physical Therapy on Medicare Beneficiaries With a Primary Diagnosis of Dementia

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Journal of the American Geriatrics Society
年月
January 2020
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開始ページ
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背景

認知症診断患者に対する自宅理学療法(PT)に関するエビデンスは堅固でない。University of ColoradoのStevens-Lapsleyらは、66歳以上の同患者1,477名を対象としてこれを検討する後向コホート研究を行なった。一次アウトカムは、退院からのADLスコア変化である。

結論

全PTは15.2% ADLスコアを改善し、1〜5回と比較して6〜13回のPT受診は11.6% ADLスコアを改善した。

評価

サンプル数は少なくないが、介入の強度・タイプ、また認知症の重症度などが考慮されていない後向調査である。自宅PTの有益性をエビデンスを堅固にしたとも言い難い。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy