犬との散歩で運動量をアップ
Increasing physical activity by four legs rather than two: systematic review of dog-facilitated physical activity interventions
背景
犬との散歩など犬を介した身体活動(PA)の有益性に関する研究が増えている。カナダUniversity of VictoriaのRhodesらは、13論文に対しシステマティックレビューを行なった。
結論
PA介入のアプローチとしては、犬の貸し出し、新たな犬の飼育、また犬を飼っている人への散歩促進などがあった。どの研究でも犬介在介入はPA量を増加した(82%の研究で改善があった)。しかし、研究の手法や特性により結果が異なる可能性もあった。長期より短期フォローアップの研究のほうが犬介在介入による行動変化がみられた。
評価
米国には犬のレンタルサービスや、犬と一緒に痩せようという本が出ていたり(http://www.thepress.purdue.edu/titles/format/9781557535818)、犬による健康増進はビジネスとして成り立っている。猟犬などの必要運動量を満足させる散歩をすればPAが上がることは確からしい。