男性も中年になると骨密度減少に注意
Bone Mineral Density Among Men and Women Aged 35 to 50 Years
背景
骨粗鬆症は閉経後の女性の発生が多いとされるが、中年男性のリスクは。Lincoln Memorial UniversityのNaharらは、35〜50歳の男女173名を対象として質問紙・骨密度測定を行い、低骨密度(BMD)の存在とリスク要因との関連を検討する前向研究を行なった。一次アウトカムはBMDである。
結論
男性の28%、女性の26%の大腿骨頸部にBMD減がみられ、男性では運動量と大腿骨頚部BMDの有意な逆相関が、女性では運動量とBMD(大腿骨の転子部・転子間稜・大腿骨全体・腰部脊椎)の有意な正相関がみられた。
評価
古典的な3万人の前向研究では中年男女に脆弱性骨折の頻度差はみられておらず、ここでのBMD測定結果と符合する(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16758143)。男女ともBMI増はBMD増と関連し、乳製品摂取量とBMDに有意な関連はなかった、という。男性の運動量とBMD減の関係の意味は不明である。