むち打ち症へのストレス免疫化訓練(SIT)の有効性を示唆
Physiotherapist-delivered stress inoculation training integrated with exercise versus physiotherapy exercise alone for acute whiplash-associated disorder (StressModex): a randomised controlled trial of a combined psychological/physical intervention
背景
急性むち打ち損傷(外傷性頸部症候群[whiplash-associated disorders: WAD])治療には決め手がない。オーストラリアThe University of QueenslandのSterlingら(StressModEx)は、4週未満の中等度症状WAD患者108名を対象として、理学療法士によるストレス免疫化訓練(stress inoculation training: SIT)と運動療法の併用と運動療法単独の有効性を比較検証する6週・10セッションのRCTを行った。一次アウトカムは、試験終了時・6ヶ月・12ヶ月でのNeck Disability Indexによる疼痛障害である。
結論
SIT・運動療法併用の一次アウトカム効果を認めた。フォローアップ全時点で疼痛は軽減した(平均差は、6週:−10、6ヶ月:−7.8、12ヶ月:−10.1)。
評価
ストレスに耐える力をつけるSITは認知行動療法の有力な一手法だが、WADに対する試みはこれが初めてである。追試が期待される。