BMJクリスマス研究の結論は、「男性外科医はゴルフが好き」?
Golf habits among physicians and surgeons: observational cohort study

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
BMJ
年月
December 2018
363
開始ページ
k4859

背景

BMJ名物のクリスマス研究、今年のテーマは「医師とゴルフ」だった。Harvard Medical SchoolのJenaらは、US Golfing Association amateur golferデータベースに自己ラウンドを記録した米医師41,692名の特性を分析した。

結論

全医師1,029,088名の4.1%がデータベースに記録を残しており、圧倒的多数が男性(89.5%)だった。整形外科(8.8%)・泌尿器科(8.1%)・形成外科(7.5%)・耳鼻咽喉科(7.1%)が多く、内科と感染症科が少なかった(<3.0%)。ゴルフ成績が最も良かったのは胸部外科・血管外科・整形外科医で、内分泌科・皮膚科・腫瘍科医より約15%スコアが良かった。

評価

60後半〜70代が最も多い年齢層だった、という。女性医師が少ない理由は不詳だが、男性医師は女性医師より家事に従事する時間が2時間/日も少ないとした調査がある(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29673711)。医師が他職種よりゴルフが巧いかどうか、ゴルフで医師の過労死を予防できるか、さらに患者アウトカムへのインパクト等に関しては、「更なる研究が必要である」。

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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy