頚痛患者はすぐにPTを受診?
Timing of physical therapy consultation on 1-year healthcare utilization and costs in patients seeking care for neck pain: a retrospective cohort

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
BMC Health Services Research
年月
November 2018
18
開始ページ
887

背景

頚部痛患者はすぐに理学療法コンサルテーションを受けるべきか。Duke UniversityのHornらは、同患者308名を症状発生から14日以内の早期受診・発生15〜90日の間の中期受診・91〜364日の間の後期受診の3グループに分類し、理学療法を受けるタイミングが患者の1年間の治療経過や医療コストに与える影響を検討する後向研究を行なった。

結論

早期PTと比べ後期での受診はオピオイド処方・ブロック注射・MRI・単純レントゲン検査・CT検査などを受ける確率が高く、中期でもCTとオピオイド処方を除くこれらの治療検査を受ける確率は高かった。また1年間の平均医療コストは、早期より後期受診で$2,172、中期受診で$1,063高かった。

評価

アメリカの理学療法士は頚痛・腰痛等患者に無料相談(初診)を受け付ける場合がある。腰痛の場合、プライマリケア医はすぐにPTに照会した方がよい、とした論文もある(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22614792)。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy