オステオペニア高齢女性の骨折予防へのビスホスホネート有効性を確認
Fracture Prevention with Zoledronate in Older Women with Osteopenia
背景
閉経後の骨密度低下(オステオペニア)女性へのビスホスホネート(BP)の効果・副作用の問題はインパクトが大きく、決定的RCTが求められている。ニュージーランドUniversity of AucklandのReidらは、65歳以上のオステオペニア女性2000名を対象としてこの検証を行った(対照:placebo)。患者は18ヶ月間隔でzoledronate/placeboの静注を6年間継続した。一次エンドポイントは、非脊椎もしくは脊椎の脆弱性骨折の初発までの時間である。
結論
BPの一次エンドポイント有効性を認めた(HR:0.63)。非脊椎脆弱性骨折・症候性骨折・脊椎骨折・身長低下の何れのリスクも低かった。
評価
すでにFDA承認されている用法の有効性をさらに確認した結果である。著者らは65歳以下の女性にはこの結論を適用できないことを強調している。


