若者が競技を単一種目に特化すると、スポーツ傷害リスクは近倍増する
Sport Specialization and Risk of Overuse Injuries: A Systematic Review With Meta-analysis

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Pediatrics
年月
August 2018
Online first
開始ページ
Online first

背景

若年で競技を単一種目に特化することはスポーツ傷害リスクを増す、という見方がある。University of Wisconsin-MadisonのBellらは、この問題を検討した5研究を対象とするシステマティックレビュー・メタ解析を行った。

結論

高度単一種目特化アスリートは、低度(RR:1.81)・中等度(RR:1.18)特化アスリートと比べ、オーバーユーズ傷害リスクが高かった。さらに、中等度特化選手も低度特化選手より傷害リスクが高かった(RR:1.39)。

評価

懸念される問題に対し、傷害リスク81%増という数値回答を示した系統レビューで、インパクトは大きい。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy