アバターに歩かせるMapTrekゲームで歩数を延ばす

Gamifying Accelerometer Use Increases Physical Activity Levels of Sedentary Office Workers

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背景

長時間座位で勤務する人々の運動量を増やすために効果的な方法は何か。University of IowaのPolgreenらは、勤務時間内の75%は座位でいると報告したフルタイムオフィスワーカー146名を対象として、同大学CompEpiグループ開発のモバイルゲームMapTrekが10週間の歩数を増加するかを検討するパイロットRCTを行なった。対象者をFitbitのみ群とFitbit+MapTrek群に割付け、運動量はFitbit activity monitorで計測した。

結論

MapTrek追加群で有意に歩数/日(+2092歩/日)・活動時間(+11.2分/日) が増加した。

評価

MapTrekは、Fitbitと連動させてアバターに自分が歩いた歩数分をGoogle Map内で歩かせるゲームである。研究参加者たちは各週で歩数を競うようグループ化し、歩く場所の設定をグランド・キャニオンやアパラチアン・トレイルと変更してゲーム性を高めた。著者らは、今後はCOPDや心臓リハ患者などへの臨床的応用を視野に入れているという。ただし、研究期間中にMapTrek群被験者の歩数は低下していった。