アメリカ人の死亡は8.3%が運動不足と関連する?
Percentage of Deaths Associated With Inadequate Physical Activity in the United States

カテゴリー
整形外科・理学療法
ジャーナル名
Preventing Chronic Disease
年月
March 2018
15
開始ページ
E38

背景

最近の成人への運動ガイドラインは最低150分/週の中等強度有酸素活動を推奨しているが、運動不足は死亡とどう関連するか。CDCのCarlsonらは、25歳以上の1990〜1991年の健康調査データを2011年までの死亡データと照合し、年齢グループごとの推奨身体活動量と死亡率の関連、またガイドライン推奨量以下の身体活動に起因する死亡率を推定した(n=67,762[死亡18,796])。

結論

全体で8.3%の死亡が身体活動不足に起因していた。死亡への身体活動不足の寄与は、25〜39歳(-0.2%)では有意でなかったが、40〜69歳(9.9%)・70歳以上(7.8%)では有意だった。

評価

米国の医療費支出の8.7%が運動不足と関連しているとの報告があり(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4604440/)、ここでの結果と似ている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(整形外科・理学療法)

Physical Therapy