心理介入によってアスリートの怪我は減るか
Psychological interventions used to reduce sports injuries: a systematic review of real-world effectiveness
背景
アスリートの怪我予防に心理介入は効果があるか。英Leeds Beckett UniversityのGledhillらは、心理介入がスポーツ障害発生予防にリアルワールド状況で有効であったかを検討するため、13研究を対象とするシステマティックレビューを行なった。
結論
研究の93%で、心理介入後にスポーツ障害発生率が低下していたが(効果量:0.2-1.21)、全体的に中等度のバイアスリスクがあった(52%)。
評価
アスリートへの心理介入はポピュラーで、すでに20以上もステラテジーがあるという(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5603636/)。高信頼度の検証研究はほとんどないようである。