遠隔医療でCOVID-19パンデミック時の妊婦対面相談を50%削減
Widespread implementation of a low-cost telehealth service in the delivery of antenatal care during the COVID-19 pandemic: an interrupted time-series analysis

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
The Lancet
年月
July 2021
398
開始ページ
41

背景

オーストラリアでは、妊婦定期健診に対応する遠隔医療モデルが利用可能だが、COVID-19パンデミックでのその有益性は。同国Monash UniversityのPalmerらは、2018年1月1日〜2020年3月22日同国ビクトリア州において低および高リスクの妊娠に対して行われた遠隔医療統合出産前ケア(n=2292)の安全性と有効性を評価した(対照:通常ケア;n=20,031)。一次アウトカムは、胎児発育遅延・子癇前症・妊娠糖尿病である。

結論

一次アウトカムに群間差はなく、時系列解析では高リスクモデルの女性で早産が有意に減少していた。面談コンサルテーションは53%減少した。

評価

著者らは、このモデルはパンデミック時の対面やり取りを最小化するのに役立ったとし、パンデミック後のヘルスケアモデルでも考慮すべきである、としている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies