ロンドン5月の産科病棟では医療従事者の15%がCOVID-19感染済みだった
A cross-sectional study of immune seroconversion to SARS-CoV-2 in frontline maternity health professionals

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Anaesthesia
年月
August 2020
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開始ページ
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背景

医療従事者のCOVID-19感染は重要な問題だが、産科ではどうなのか。英国University College LondonのBampoeらは、これまでCOVID-19を確定診断されていない麻酔科医・助産婦・産科医200名を対象にSARS-CoV-2抗体検査を行った。

結論

IgG抗体検査が陽性であった産科医療従事者は14.5%で、職種間の差はなかった。陽性者の35.5%は完全に無症状、発熱または咳嗽のみは各21%、35%であった。嗅覚障害が最も一般的な症状(52%)で、抗体陽性化の唯一の予測因子であった(OR:18)。抗体陽性化した対象者の59%はどの時点でも自己隔離しておらず、病院で患者のケアを継続していた。

評価

産科医療者を対象とした最大の調査で、高い有病率を示した。ただし、そのレベルは同時点でのロンドン一般集団のレベル(14.5%)と等しく、病院勤務だったために感染しやすかったわけではない。他方、不顕感染医療者による入院患者・産婦の感染問題は重要で、著者らは医療施設での頻回の全員抗原検診の必要性を強調している。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies