新生児低血糖症の治療閾値は36 mg/dLに
Lower versus Traditional Treatment Threshold for Neonatal Hypoglycemia
背景
新生児低血糖症に対する適正な治療閾値は。オランダOLGVのKempenら(HypoEXIT)は、これを検証する非劣性RCTを行った。対象は在胎35週以降に出生して低血糖リスクがあると判断された、それ以外は健常な新生児689名で、 低閾値(血糖値36 mg/dL[2.0 mmol/L]未満)と従来閾値(血糖値47 mg/dL[2.6 mmol/L]未満)を比較した。評価項目は生後18ヵ月時の精神運動発達(Bayley-III-NLスコア)である。
結論
低閾値の従来閾値に対する非劣性が示された。従来閾値群は低閾値群より低血糖エピソードが少なく重症度も低かったが、診断・治療のための侵襲的介入が多かった。
評価
36 mg/dLはすでに主流見解となっているとみられ、大規模試験でそれを裏付ける結果となった。著者らはむしろ「1回の血糖値測定で即断しないように」と総合判断を推奨している。


