病院から在宅へのケア移行を改善する
Patient and caregiver priorities in the transition from hospital to home: results from province-wide group concept mapping

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
BMJ Quality & Safety
年月
January 2020
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開始ページ
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背景

病院から在宅へのケア移行はどのように改善できるか。カナダSt. Michael's HospitalのKiranらは、病院から在宅へのケア移行を経験した患者とその介護者を対象に、移行中に自分の経験に影響を与えたものに関する11か月間の調査を行い、そのギャップへの対処が医療システムの優先事項であるかどうかについて、5段階の尺度で評価した(n=736)。

結論

2,704件の回答が52のステートメントにまとめられ、271名の参加者によって評価された。医療システムが優先的に取り組むべき上位3つのギャップに対するステートメントは、1) ニーズを満たすのに十分な公的資金による在宅ケアサービスがない、2) 病院から帰宅した際のケアのサポートが整っていない、3) 十分な在宅ケアを得るために自分で主張しなければならなかったこと。最優先事項は複数のサブグループで一貫していた。退院計画に関するその他の優先事項は、問題があった場合に電話する番号を入手しているかどうか、であった。

評価

病院から在宅へのケア移行に関するオンタリオ州の品質基準を設定するために行われた研究で、研究者が患者・介護者・医療提供者・管理者と協議して行われた。公的資金による在宅ケアサービスへの支援は世界的な課題である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies