ビッグデータで示す、凍結胚移植生児は小児がん罹患リスクが2.4倍
Association Between Fertility Treatment and Cancer Risk in Children

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
December 2019
322
開始ページ
2203

背景

不妊治療の種類と小児のがんリスクとの関連は。デンマークDanish Cancer Society Research CenterのHargreaveらは、1996年1月1日〜2012年12月31日のデンマーク人口ベースレジストリデータおよび不妊コホートを利用した後向コホート研究により、各種不妊治療と生児のがんリスクとの関連を検証した(n=1,085,172)。一次アウトカムは、小児がんのハザード比と発生率差である。

結論

2,217名のこどもが癌と診断されていた。凍結胚移植による生児は自然妊娠による生児と比較し、小児がん罹患リスクが2.43倍で、主に白血病のリスク増加した。他の不妊治療ではリスク増はなかった。

評価

IVFの考慮にとって重大な問題に関し高インパクトの結果を出し、メディアでも取り上げられている。他集団での追跡検証は必須である。但し、追跡コホートでの小児がん発生率は全体としては0.01%程度である。また著者らは、不妊治療による生児の若年性特発性関節炎(JIA)発症を含む自己免疫疾患のリスクに関するコホート研究も行っている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30927428)。

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取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies