産後の血圧を家で自動測定、スマホでモニター
A Postpartum Remote Hypertension Monitoring Protocol Implemented at the Hospital Level
背景
産後の家庭血圧測定の遠隔モニタリングの臨床的有用性は。University of PittsburghのHauspurgらは、慢性高血圧症・加重型子癇前症(SIPE)・妊娠高血圧症・子癇前症・分娩後高血圧の診断があった褥婦を対象に、分娩後のスマートフォンデバイスを用いたリモート血圧(BP)モニタリングの実現可能性・受容性・コンプライアンスを評価した(n=409)。参加者は出産後の入院中に自動BPデバイスを提供され、使用法のトレーニングを受け、モニタリングアプリのアカウントを得た。
結論
168名(41%)に対し、看護師が降圧薬の開始・調整をおこなった。参加者は、プログラムに対する高い満足度(93%)、テクノロジーの快適さ(96%)、プライバシー保護への満足度(88%)を報告した。
評価
家庭血圧測定値はスマートフォンデバイスを介して週5回電子カルテに送信され、看護師により測定値のモニタリングが行われる。看護師は、標準化されたアルゴリズムの使用または医師との協議により、来院の要否、降圧薬開始の要否、降圧薬の投与量調整をおこなった、という。