前立腺癌患者のADT後の「ほてり」は難題
Management of Androgen Deprivation Therapy-Associated Hot Flashes in Men With Prostate Cancer

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Oncology Nursing Forum
年月
July 2019
46
開始ページ
E107

背景

前立腺癌(PC)へのアンドロゲン除去療法(ADT)に多いほてりの管理に有効なのは。University of North CarolinaのQan’irらは、この問題に関する15研究をレビューしている。

結論

薬物療法(cyproterone・medroxyprogesterone・megestrol acetate等)はほてり軽減に多少有望とみられたが、副作用およびリスクと関連していた。鍼治療は、副作用なしにほてりを軽減する可能性があった。

評価

長い問題で、2010年の32研究の系統レビューは、「前向試験が必要」としていた(https://www.maturitas.org/article/S0378-5122(09)00398-3/fulltext)。鍼治療の効果については、7前向試験のレビューが最長3ヶ月効果がある、としている(https://dx.doi.org/10.1007/s00520-014-2126-2)。長期追跡調査を伴う大規模RCTはまだない。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies