入院中の子供に対話型ロボットベアHuggable
Social Robots for Hospitalized Children

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Pediatrics
年月
July 2019
144
開始ページ
e20181511

背景

介護や教育の分野で、ぬいぐるみロボットのペットロボットやソーシャルロボット(SR)などが導入されているが、入院中の小児への利用は。Boston Children’s HospitalのLoganらは、3〜10歳の入院患児54名を対象に、対話型SRテディベア(Huggable)の影響を評価した(対照:タブレットに表示されるクマのアバターまたはクマのぬいぐるみ)。SRとアバターは、インタフェース(Wizard of Oz)を介して操作され、Child Life Specialist(CLS)が子供の表情、動作、会話に応じて操作した。

結論

SRの介入は93%の児に受け入れられ、SRとの対話後、患児はよりポジティブな影響を報告した。

評価

実現可能性の制約条件は、臨床ワークフロー(の中断)と院内Wi-Fiであった、という。ただし、この研究ではCLSが別室で操作するというロボットで、AI自律型ではない。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies