ウェブ介入で風邪による小児科受診を減らす
Reducing Primary Care Attendance Intentions for Pediatric Respiratory Tract Infections
背景
オンライン介入で軽症気道感染症小児の不要な小児科受診を低減できるか。英国University College LondonのSchneiderらは、局地的流行ウイルスに関する情報、症状情報、在宅看護のアドバイスを組み合わせたオンライン介入の効果を検証するRCTを行った(対照:意図確認後にオンライン資料を提供、n=806[母親])。一次アウトカムは、プライマリケア受診意図である。
結論
介入群では受診意図が低減した(d=0.69)。パスモデル分析では、介入効果はほぼ間接的で、感染および抗菌薬に関する知識、症状の重症度への懸念、受診に関する社会的通念の認識によって影響されることが明らかになった。症状に関する情報や、受診のタイミングに関する情報は、局地流行ウイルスに関する情報より重要でああった。
評価
著者らは、介入は保護者の知識を高め、懸念を減らすのに効果的で、特に第一子の保護者に有用であろうとしている。英Nice Healthcareに実装されてリアルワールド効果を見ることになろう。