緩和デイサービスに品質評価指標を開発
Quality indicators for Palliative Day Services: A modified Delphi study

カテゴリー
看護・母子医学
ジャーナル名
Palliative Medicine
年月
November 2018
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開始ページ
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背景

緩和ケアの品質評価は重要で評価指標(Quality Indicator: QI)が開発されているが、緩和デイサービス(Palliative Day Service)のQIはまだない。英国Queen’s UniversityのMcCorryらは、緩和デイサービスの質を記述し評価するQIを開発した。開発にはデルファイ変法を用い、58名の専門家パネル委員が指標の妥当性と実現可能性を検討した。

結論

7つの構造指標(多職種連携ケアプランの使用と開発のための作業手順の文書化、など)、21のプロセス指標(スクリーニング時に痛み、息切れ、疲労などの評価がなされた利用者の割合、など)、2つの結果指標(ケア目標の定期評価の再評価で主なケア目標が満たされていると報告した利用者の割合、など)から構成された30の指標が構成された。

評価

緩和デイサービスに特化した初めての品質指標で、ケアの質を記述・評価し、フィードバックを提供する。開発指標は英国の緩和デイサービス5施設でテストされたというが、有効性に関する評価報告はまだない。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(看護・母子医学)

Oncology Nursing Forum, International Journal of Nursing Studies