術後創の二次治癒の遷延因子:前向コホート研究
Patients with surgical wounds healing by secondary intention: a prospective, cohort study
背景
術後創の二次治癒(SWHSI)の治癒遷延因子は。英国Hull York Medical SchoolのChetterらは、SWHSI(開放創、術後3週間持続)を有する患者を12ヶ月以上追跡調査する前向コホート研究を行なった(n=393)。一次アウトカムは、治癒までの期間、治療タイプ、感染、再入院/追加処置・健康関連QOL・痛みである。
結論
治癒遷延因子には、創傷感染およびベースライン時の中央値以上の創傷領域が含まれた。健康関連QOLスコアはベースライン時には低かったが、時間・治癒とともに改善した。
評価
管理が困難で高コストである術後創の二次治癒(SWHSI)に関する研究は多いが、これは初めての前向コホート研究である。一般的印象を確認する遷延因子を指摘した。