看護師がPCI後DAPTへのアドヒアランスを改善する
Challenges adhering to a medication regimen following first-time percutaneous coronary intervention: A patient perspective
背景
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行患者では二重抗血小板療法(DAPT)が致命的に重要だが、服薬アドヒアランスには問題が多い。ノルウェーHaukeland University HospitalのPettersenらは、PCI後DAPT導入6〜9ヶ月の成人患者に面接型半構造化インタビュー(オープンエンド)を行い、患者の経験を収集した(n=22)。
結論
投薬計画を遵守しなかった理由は、意図的理由、単純な忘れ、心臓薬による多面的副作用、ジェネリック医薬品への懐疑、PCI後の疾病重症度に関する情報不足、冠状動脈疾患での生活の心理的影響、およびこれらの相互作用であった。医療機関から受け取った投薬情報の情報価値がなく不十分であると感じた患者もいた。看護師によるルーチン・必要時の援助を組み合わせで服薬が定着し、アドヒアランスが改善した。
評価
DAPTに限らず、服薬アドヒアランスは看護師による構造化されたフォローアップケアにより改善できるとみられる。