難治性SLEへの同種異系CD19 CAR NK細胞療法を報告
Efficacy and safety of allogeneic CD19 CAR NK-cell therapy in systemic lupus erythematosus: a case series in China

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The Lancet
年月
December 2025
406
開始ページ
2968

背景

全身性エリテマトーデス(SLE)に対するCAR-T細胞療法は、十分に成功していない。
中国Naval Medical UniversityのZhaoらは、難治性SLE患者18名に対する同種異系CD19 CAR NK細胞療法の安全性と有効性を評価した症例シリーズを報告した。
一次アウトカムは、安全性および忍容性で、NCI有害事象共通用語規準v5.0に準拠した用量制限毒性および有害事象の発現率を含む。

結論

用量制限毒性や神経毒性は認められず、サイトカイン放出症候群(CRS)も1名(6%)がグレード1を発症したのみであった。12ヵ月以上の追跡が可能な9名のうち、67%にあたる6名がDORIS寛解および低疾患活動性状態を達成した。

評価

他家CAR-NK療法がSLEを抑制できるのではないか、という衝撃的な報告である。これが可能なら、即納性(off-the-shelf)や製造コストの低減、CRSの回避等で自己CAR-T療法はもとより自己NK療法も凌駕することになる。この論文は「第1相試験結果報告」でなく、「ケースシリーズで世界を驚かせる」というものだが、欧米の製薬大手がここでのデータをどこまで信じて投資に動くかは、興味ある問題である。

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取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell